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カリビアンシリーズ2015総括

 
カリビアンシリーズ2015総括

2月2日から7日間に渡って行われたカリビアンシリーズ。今年も総括を行ってみたい。カリビアンシリーズの開催地はプエルトリコ、ドミニカ、メキシコ、ベネズエラの4か国の持ち回りで順次行われており、今大会はプエルトリコの首都サンファンで行われた。サンファンで行われるのは1999年以来であり、WBC予選では毎回使われているイラム・ビソーン球場だがカリビアンシリーズは16年ぶりの開催となった。

興業面では、大会を通じて延べ112,000人の観客は去年に次ぐ過去2番目の観客数だった。特にプエルトリコ戦は地元チームが代表とあってチケットの売れ行きも好評で、対ドミニカ戦、対キューバ戦はチケットがラテンの世界では珍しく前売りで売り切れとなった。テレビ放送に関してもカリビアンシリーズを中継したESPNのスペイン語版、ESPN Deporteでは決勝戦の視聴率がカリビアンシリーズの過去最高を記録し、277,000世帯が観戦した。

それでは各国ずつまとめを行う。
プエルトリコ
今回、開催球場ホームとするサントゥルセが出場しプエルトリコとして16年ぶりの優勝を狙ったが結果は予選敗退となった。圧倒的なチーム力を構成できなかったのが大きな理由であり、キューバ戦の再三のチャンスで1点でも取れていれば予選を突破していただろう。あえて言うなら若手プロスペクトのハビエル・バエスがMLBの所属先のカブスから参加の許可が得られなかったことも大きかったのではないか。唯一の見どころは1995年のドリームチームが再開し試合前のセレモニーで表彰されたところだったのが現在のプエルトリコの層の薄さをよく表していると言ってよかろう。

ベネズエラ
予選は4戦全勝と完璧な戦いで、ベネズエラ以外は勝ち越したチームがいなかったことから間違いなく今大会の最強チームだった。カリビアンシリーズは補強選手として他チームの選手が入ってチーム編成できるのが特徴だが、実はベネズエラはビザの取れなかった最小限の3人しか補強しなかった。これが功を奏しリーグ戦のチーム力を維持したまま大会で戦えたことも成功の一因と言ってよかろう。

ドミニカ
今回のドミニカ代表は初出場のヒガンテス・デル・サンティアゴだったが、キューバに勝つなど一定の成績を残したものの決勝進出は逃した。実はドミニカは3年連続でメキシコに負け大会を終了しており天敵とも言ってよい存在だ。しかも全て1点差の負けで意外に勝負弱いのがここ数年のドミニカの特徴だ。ただし、今年のメンバーは大会のベストナインに5人が入ったものの例年に比べるとやや小粒なメンバーであり、MLBのスタメン級は不在でエリアン・エレーラなど若手選手を中心としてチームを組んだのが特徴だった。

メキシコ
メキシコは今大会で3年連続の決勝進出となった。昨年の総括で2010年代のカリビアンシリーズの雄と書いたが、今大会もその存在感を十分に示した。3連覇はキューバの勢いに屈し達成できなかったが期待に応える戦いだった。チーム打率が参加チーム中最下位(.188)ながら決勝まで到達したことを評価され監督のベンジャミン・ジルが最優秀監督賞を獲得した。前回のカリビアンシリーズの総括で世界一速い2017年のWBC優勝予想を書いたが、やはり今大会を見てもメキシコの国際大会での強さは本物であると確信した。

キューバ
去年の予選敗退の悪夢の結果から今回は優勝と一気に偉業を成し遂げたわけだが、去年の総括では敗因の分析をじっくり行った。今回は勝因をじっくり分析してみたい。
1.チーム
カリビアンシリーズは自チームから補強選手を加入させてチームを構成することが認められているが、今回キューバは28人のロースターに対し、大挙18人を補強選手として加入させた。参考までに全チームの自チーム、補強選手の内訳を下に示す。
キューバ:自チーム10人、補強選手18人
ドミニカ:自チーム14人、補強選手14人
メキシコ:自チーム19人、補強選手9人
プエルトリコ:自チーム22人、補強選手6人
ベネズエラ:自チーム25人、補強選手3人
補強選手数はキューバが最多であるが、その18人の補強選手の内訳も昨年11月に行われたカリブ・中央アメリカ大会のキューバ代表チームのメンバーがほとんどであり、決勝戦のスタメン全員が今大会も揃った。カリビアンシリーズは本来各国クラブチームのカリブ一を決める大会だが、キューバの場合は全く別のチーム、現在のキューバ代表と言って差し支えないメンバーだった。3か月前のカリブ・中央アメリカ大会でキューバは無敗で優勝しているだけに、今回のカリビアンシリーズも優勝もある意味当然の結果と言えよう。
ちなみに今大会、ピナール・デル・リオのユニフォームを着て2連敗後、キューバの名が入ったユニフォームに変えてから3勝1敗と本来の調子を取り戻した。何気にキューバチームの場合ユニフォームの変化が快進撃の要因であるのかもしれない。
2.亡命騒動
プエルトリコに入ってすぐ、チームからブラディミール・グティエレスとダイネル・モレイラの2名がチームから脱走という形でチームを離れた。亡命を見越した行動だろうが、今回ホテルのロビーにも「ブスコンBuscon」と呼ばれるスカウト、仲介人がたくさん現れ、急きょホテルへの立ち入り禁止が敷かれるなどチームへも試合外の所での騒動が起きた。彼らにとっては慣れていると言えば慣れているのだが、毎回国際大会でこのように隔離されるのは、やや可哀想ともいえる。
3.投手陣
今回の優勝の立役者は、準決勝、決勝で大爆発しMVPを獲得したフレデリック・セペーダであることは間違いないが、チーム単位で考えると投手陣の踏ん張りが大きかった。今回、元々28人ロースターのうち投手は9人しかメンバーに入っていなかった。そのうちグティエレスがチームを脱し8人の投手で大会を回さざるを得なかった。キューバの野球に詳しい人なら分かるのだが、キューバは過去の国際大会では細かい投手リレーをすることで有名だ。しかしながら、キューバは優勝までの5試合を、3人、2人、3人、3人、3人と少ない人数で投げ切ることができた。チーム防御率は3.40と参加チームで最低だったが、トーナメントに入ってからの踏ん張りが優勝の大きな決め手となった。
4.まとめ
キューバは2連敗で2年連続の予選敗退かというところから踏ん張り優勝を勝ち取った。キューバとはストライクゾーンの違い(キューバの方が高い)があるようであり、アジャストするまで数試合を要したが、ここ一番での強さはやはり本物であり準決勝のベネズエラ戦では外野フライで一塁からタッチアップした選手が得点に絡むなど隙のない野球も見せた。しかしながら、実質キューバ代表のチーム構成でありながらギリギリの勝利であること、しかもその代表も古株が多くなってきて次の選手がなかなか出てこないこと、(メジャーに抜けてしまうこと)を考えると、国内リーグの選手層は意外に薄く、単独チームで出場すれば恐らく惨敗を喫するのではないかと容易に想像できる戦いぶりだった。

最後に
今カリビアンシリーズの私の印象はいい意味で新鮮味の少ないカリビアンシリーズに感じた。決勝戦を行う、キューバを入れるなどここ数年で改革してきたが、早くもこのフォーマットが定着した結果だろう。予選全勝、唯一の勝ち越しチームのベネズエラが決勝に行けなかったのは残念だが、1週間で行う大会での1発勝負の面白さの方が見ている方は楽しみが大きい。今後は$20Mというカリビアンシリーズの経済効果を生かす市場での開催も提案されており、またキューバ国内での開催の可能性も探っていくようだ。

その他
今カリビアンシリーズの開催中にMLBのチームがキューバ人選手との契約の際の手続きの簡素化をMLB機構が発表した。また昨年12月には米国がキューバの国交正常化へ向けた交渉を開始すると報道された。これらを受け多くの野球コラムニスト、ブロガー達が今後多くのキューバ人選手が米国に行くことは避けられないと書いた。しかし私はこの論調にはやや疑問を感じる。果たして本当にそうだろうかと思う。なぜならそのコラムにはキューバ側の視点で全く述べられていないからだ。
想像してほしい。例えて言うなら今までは入園禁止のキューバ農園で生育されている質の高いリンゴをスカウト、仲介人が夜中に忍び込んで盗んできていた状態だった。もちろん亡命なのでリンゴ自身の意志があるとはいえ、アメリカ(MLB)は盗人に対して高い金を払って盗難品を高い金で買っていた。それが将来は自由に農園に入っていいことになるという。アメリカの視点では「ラッキー、これで好きなだけ持ってくることができる。」となるが、ドラえもんのジャイアンのように、のび太の物は俺の物の理屈がキューバに通用するだろうか?普通に考えれば入園料を取るとか、あるいは取ったリンゴの質、量に対してキューバがアメリカに対価を請求する流れになるだろう。仮にそうなったとしても、キューバがアメリカに対して自分たちの資源・人材を簡単に渡すかどうかは甚だ疑問だ。喜んで自分たちの産業を空洞化させるバカはいない。日本と米国の関係を見習い、アメリカへの流出を制限するルールを策定する必要性を当然考えているだろう。その結果、今のように亡命さえできれば無制限に選手が流出する状況は、意外に歯止めがかかるのではないかと私はみている。いくら国交が正常化したとしてもキューバがアメリカの犬になる可能性がほとんど無いのは、非常にプライドの高いキューバ人の性格を見ても明らかだ。
しかし、私の言いたい本質はそこではない。ここ数年のキューバ野球は対NPB、対MLBに対して鎖国を開国せざるを得ない限界に来ているにもかかわらず、戦略が見えないことこそが一番の問題だと私は見ている。グリエル、デスパイネ等のスター選手を簡単に日本に手放し、しかも契約はポスティングなど明確な基準があるわけでもなく裏で密約されたような早い者勝ちの取引である。選手の移籍に関してキューバ野球協会内でシステマチックに動いている様子が全く見受けられず、恐らくこの体制のまとまりの無さがここ数年のキューバ代表の弱体化の根本ではないかと思う。

(2015.2.15 記)
 

カリビアンシリーズ 2015 表彰選手

 
決勝戦後、カリビアンシリーズの表彰選手が発表された。
MVPはキューバのフレデリック・セペーダが選ばれた。
セペーダは.471で大会2位の打率を記録し、準決勝、決勝の2試合で9打数6安打6打点と爆発した。
ベストナインの表彰選手は次の通りでドミニカから最多の5人が選ばれ地元プエルトリコからは一人も選ばれなかった。

最優秀選手:Frederich Cepeda (CUB)

捕手 :Carlos Paulino (DOM)
一塁手:Balbino Fuenmayor (VEN)
二塁手:Yulieski Gourriel (CUB)
三塁手:Luis La O (CUB)
遊撃手:Héctor Gómez (DOM)
左翼手:Leury García (DOM)
中堅手:Rico Noel (DOM)
右翼手:Elián Herrera (DOM)
指名打者:Frederich Cepeda (CUB)
先発投手:Terance Marín (MEX)
救援投手:Héctor Mendoza (CUB)

優秀監督: Benjamín Gil (MEX)

Cepeda fue nombrado JMV de la Serie del Caribe
 

カリビアンシリーズ第7日 決勝 キューバ対メキシコ

 
第7日 決勝 キューバ 3-2 メキシコ
メキシコが3連覇を達成するか、あるいはキューバが55年ぶりに優勝するか。
カリブの野球の頂点に達することができるのはどちらのチームか非常に興味深い試合となった。
1回表、いきなりキューバ打線が牙をむいた。
2死からNPB在籍のグリエル、デスパイネの連打でチャンスを掴むと、昨日の試合で大爆発したセペーダが今日もタイムリーヒット。
キューバは1-0と幸先の良いスタートをきる。
更に2回、今度はルイス・ラオがセンターへタイムリーヒットを放ち序盤で2-0とリードを奪う。
今日のキューバ先発ヨスバニ・トーレスはメキシコ打線を翻弄しヒットを許さない。
ようやくメキシコ打線が捉えたのが5回。
先頭のジョエイ・メネッセがエンタイトル2塁打でチーム初安打を放つ。
チャンスでウォルター・イバラがライト前に落とし1点を返す。
そのまま試合は終盤まで進み8回。
キューバは先頭のグリエルがレフトスタンドへHRを放ち追加点を挙げる。
メキシコもその裏、エリック・ファリスがタイムリーを放ち再度1点差に追いつく。
しかしキューバは6回途中から投げた巨人のエクトル・メンドーサが好投。
メキシコに逆転を許さずゲームセットとなった。
キューバは1960年以来55年ぶり8度目のカリビアンシリーズ王者となった。
BOX SCORE (CUB 3-2 MEX)

 

カリビアンシリーズ第6日 準決勝 第2試合 キューバ対ベネズエラ

 
第6日 準決勝 第2試合 キューバ 8-4 ベネズエラ
準決勝第2試合は予選無敗のベネズエラとギリギリで予選を勝ち上がってきたキューバの対戦。
ベネズエラの投手陣は予選の防御率が1.75と圧倒的に抑えてきただけにキューバ打線をどう抑えるかが見もの。
先制したのはベネズエラ。
3回、2四球でチャンスを作ると、エイレ・アドリアンサがタイムリーを放ちまず1点を先制。
ベネズエラは続く4回にも3安打と相手のエラーで3点を追加し4-0とキューバをリードする。
しかしこの試合も逆転劇が待っていた。
6回キューバはグリエル、デスパイネの連打でチャンスを作る。
ここでフレデリック・セペーダが3塁打を放ち自らも悪送球の間にホームインし反撃ののろしを上げる。
7回、3-4と1点差のキューバはまずグリエルがタイムリーを放ち同点に追いつく。
その後満塁のチャンスに押し出し死球で勝ち越しなおも打席には前の回に3塁打を放ったセペーダ。
ここでセペーダはまたも2塁打を放ちこの回一気に5点を挙げ逆転に成功する。
ベネズエラは8回に無死1、2塁とチャンスをつかむもののキューバ投手陣に抑えられる。
結局このまま試合は終了、キューバが8-4でベネズエラに逆転勝利し念願の決勝進出を果たした。
ベネズエラはこの大会ほぼ完ぺきに試合をリードしてきたが、キューバの終盤の一気の攻撃に屈する形となった。
BOX SCORE (CUB 8-4 VEN)
 

カリビアンシリーズ第6日 準決勝 第1試合 メキシコ対ドミニカ

 
第6日 準決勝 第1試合 メキシコ 5-4 ドミニカ
ここからは負けが許されないトーナメントとなり1戦必勝の態勢で挑む両チーム。
試合は序盤メキシコが優位に試合を運ぶ。
2回の表、メキシコは四球と2安打で満塁のチャンスをつかむものの次のオスカー・ロブレスがサードゴロ。
しかしドミニカのサード、エクトル・ゴメスが本塁に悪送球しメキシコが2点を先制する。
なおもアリ・ソリスに犠牲フライが飛出し、この回3点を挙げる。
続く3回にはラッセル・ブラニャンがタイムリーを放ち序盤で4-0と大きなリードを奪う。
6回にメキシコが1点を追加し完全にメキシコのペースで進んだ試合だが、ここで試合の流れは一変する。
ドミニカは6回裏、2死1塁からエクトル・ゴメスが放った打球はキャッチャー前のゴロ。
しかしメキシコのキャッチャー、アリ・ソリスが1塁に悪送球しドミニカは思わぬ形で1点を返す。
次のエレーラにもタイムリーが飛出し2点を返上、2-5とメキシコを追い上げる。
8回にはまたもエクトル・ゴメスの2塁打で1点を追加し2点差まで詰め寄り完全にドミニカの追い上げムードとなる。
ドミニカは迎えた9回、メキシコのクローザー、オスカー・ビジャレアルを攻め死球と安打で無死2、3塁のチャンスを作る。
メキシコはここでたまらずジェイ・ジャクソンにスイッチ。
何としても追いつきたいドミニカだが次のロビンソン・ディアスはが内野ゴロを放ちまず1点を返す。
しかし次の二打者が凡打に倒れあっけなく試合終了。
メキシコが5-4でドミニカを倒し、明日の決勝へ進出が決定した。
BOX SCORE (MEX 5-4 DOM)
 

カリビアンシリーズ第5日 第2試合 ドミニカ対プエルトリコ

 
第5日 第2試合 ドミニカ 2-3 プエルトリコ
前日のドミニカの勝利で準決勝進出の目は無くなったプエルトリコ。
しかし地元開催で全敗の屈辱だけはどうしても避けたいところ。
ライバル同士の対戦ということもあり、イラム・ビソーンスタジアムは過去最多の18,747人を集めた。
3回裏、エンリケ・エルナンデスのタイムリーでまずプエルトリコが先制、1-0とリードを奪う。
ドミニカは5回、フィリーズのプロスペクト選手マイケル・フランコのソロHRで同点に追いつく。
しかしプエルトリコはすぐさま反撃、レイモンド・フエンテスのタイムリーで勝ち越しに成功。
試合は2-1で9回へ。
何としても逃げ切りたいプエルトリコはクローザーのフェルナンド・カブレラがマウンドに。
2者連続で三振に切って取りあと一人で初勝利が見えたところでヘリアン・エレーラが2塁打で出塁。
続くマイケル・フランコの当たりはセンターの前に小飛球。
プエルトリコのセンター、レイモンド・フエンテスがダイブしてキャッチを試みるもボールは無情にも転がり落ち土壇場で同点となる。
その裏プエルトリコは、1死からアントニオ・ヒメネスがドミニカのクローザー、トニー・ペーニャから四球で歩く。
ここで、ツインズのマイナー選手ダニエル・オルティスが左中間を破る値千金のタイムリー2塁打。
最後の最後でようやく勝負を決めることができたプエルトリコは今大会ようやく初勝利を挙げた。
BOX SCORE (DOM 2-3 PUR)
 

カリビアンシリーズ第5日 第1試合 メキシコ対ベネズエラ

 
第5日 第1試合 メキシコ 2-4 ベネズエラ
既に準決勝を決めているチーム同士の対戦。
この先での戦いもあるだけにお互いにあまり手の内は見せたくないが例え予選でも負けたくないのが本音だろう。
メキシコのサルバドール・バルデス、ベネズエラのジュニオール・ゲレーラ共に今大会初先発。
1回表、メキシコはエリック・ハリスのタイムリーで1点を先制。
しかしその後は両先発が頑張りを見せ5回までゼロが行進する。
次に試合が動いたのが6回、メキシコは交代した元メジャーのカルロス・シルバからエラーと連打でチャンスを掴む。
ここで、ホセ・ロドリゲスが犠牲フライを放ち1点を追加、リードを2点に広げる。
しかしベネズエラはここから反撃。
6回裏、まずアレクシ・アマリスタがタイムリー2塁打を放ち1点を返す。
なおもこの回、フェリックス・ペレスにも2塁打がとび出しあっという間に同点に追いつく。
勢いに乗るベネズエラは8回裏、2死から1塁にランナーを置いてオスワルド・アルシアが勝ち越しの2ランHR。
9回は今大会まだ失点のないハッサン・ペーニャが締めゲームセット。
土壇場で勝ち越したベネズエラが4連勝で予選1位を決定した。
BOX SCORE (MEX 2-4 VEN)
 

カリビアンシリーズ第4日 第2試合 メキシコ対ドミニカ

 
第4日 第2試合 メキシコ 2-3 ドミニカ
この試合が今大会の準決勝進出をチームを決めるカギとなる注目の1戦。
もしドミニカが負ければ3連敗中のプエルトリコにもまだ望みが残るだけに地元ファンもメキシコを応援。
その期待に応えるようにメキシコは3回、ヒットとエラーで3塁にランナーを進めるとマックスウェル・レオンがタイムリーを放ち1点先制。
ドミニカも5回に無死2、3塁のチャンスを作るものの、そこから三者三振でチャンスを潰す。
メキシコは7回、またも相手のエラーで1点を追加し2-0とリードして終盤を迎える。
ドミニカの反撃は8回。
四球と2エラーで満塁のチャンスを作ると相手のワイルドピッチでまず1点を返し1点差に追いつく。
そして迎えた9回裏、まず1死2塁のチャンスにレウリー・ガルシアがタイムリーを放ち同点。
この勢いは止まらず続いて2死満塁のチャンスにエリアン・エレーラがセンターオーバーのサヨナラ打。
劇的な逆転勝ちでドミニカが大会2勝目をメキシコから挙げた。
このドミニカの勝利でプエルトリコは次のドミニカ戦を戦わずして予選敗退が決定した。
BOX SCORE (MEX 2-3 DOM)
 

カリビアンシリーズ第4日 第1試合 ベネズエラ対キューバ

 
第4日 第1試合 ベネズエラ 6-2 キューバ
2連勝中のベネズエラと前日にようやく1勝を挙げ波に乗りたいキューバとの対戦。
試合はまず2回、キューバのアレクサンデル・マジェタのソロHRでまず1点を先制。
幸先の良い立ち上がりでキューバ打線に勢いをつける。
しかしベネズエラはすぐさま反撃。
キューバ先発のヨアンニ・イェラに長短5安打を浴びせノックアウト。
この回一気に4点を奪い4-1と逆転に成功する。
キューバはその後もランナーを出すものの決定打が出ず追い上げ体勢に入れない。
一方のベネズエラはバルビーノ・フエンマジョールのHRで追加点を挙げ点差を広げる。
その後もお互い1点ずつ奪うものの結局試合に大勢は影響せずゲームセット。
ベネズエラが6-2で勝利し今大会3連勝を飾った。
一方のキューバは9本の安打を打ちながら得点圏で8打数0安打とタイムリーが出ず敗戦となった。
BOX SCORE (VEN 6-2 CUB)
 

カリビアンシリーズ第3日 第2試合 プエルトリコ対キューバ

 
第3日 第2試合 プエルトリコ 2-3 キューバ
この大会まだ勝ちがなく連敗中の両チーム。
特に地元プエルトリコはここで負けると地元開催でありながら予選敗退が濃厚となるだけに気合も入る。
先制したのはプエルトリコ。
1回表、満塁のチャンスでアンソニー・ガルシアがタイムリーを放ち1-0とリードを奪う。
しかしキューバもその裏、グリエルのタイムリーですぐさま同点に追いつく。
キューバは続く2回にウィリアム・サベドラのタイムリーで勝ち越し2-1とリード。
一方のプエルトリコは先取点から追加点が遠い。
雨で中断や審判のプエルトリコに不運な判定も重なり観客もフラストレーションの溜まる試合となる。
何とか5回にプエルトリコはネフタリ・ソトが同点のタイムリーを放ち試合は振り出しに。
その後、両チーム得点にランナーを進めるものの1点が遠く試合は延長戦へ。
10回、キューバはプエルトリコ3塁手のヤディエル・リベラの悪送球で2塁にランナーを進めチャンスを掴む。
ここで、ロエル・サントスがサヨナラタイムリーを放ちゲームセット。
18,236人を集めた熱戦はキューバに軍配が上がった。
プエルトリコは毎回のように得点圏にランナーを進めながらあと1本が出ず。
相手から9四球を貰ったにもかかわらず、チームの残塁は14を数えた。
これで3連敗となったが、準決勝進出は一縷の望みは残っている。
明日、キューバ、ドミニカが両チーム勝利すれば、プエルトリコは予選敗退決定。
どちらかが負ければまだ可能性は残る。
BOX SCORE (PUR 2-3 CUB)
 

カリビアンシリーズ第3日 第1試合 ドミニカ対ベネズエラ

 
第3日 第1試合 ドミニカ 5-6 ベネズエラ
両チーム共に初戦で勝利し、勝てば準決勝が決定する試合。
試合は序盤から動いた。
1回表ドミニカは1死1、3塁とチャンスを広げるとルイス・ヒメネスがセンター前にタイムリーを放ちまず1点。
続くエリアン・エレーラの犠牲フライで1点を追加し2-0とリードを奪う。
しかしながらベネズエラもその裏ドミニカ先発のエドワルド・バルデスを攻めたてる。
先頭のニウマン・ロメロが投手のバルデスのエラーで2塁に出塁すると続くアドリアーナも安打で続く。
フェリックス・ペレスが死球で出塁しチャンスを広げるとホセ・カスティージョにタイムリーが飛出しまず1点。
続くオスカー・サラサールもエンタイトル2塁打で2点を追加し元横浜の選手の活躍で4-2と逆転に成功する。
しかしベネズエラの先発イェイパー・カスティージョもピリッとしない。
2回表先頭のウィリー・ガルシアに四球を与えると、次のジョナサン・ビジャールも四球で歩かせる。
一人打ち取ったところで交代、エリック・ニーセンがマウンドに登場する。
しかし交代したニーセンはレウニー・ガルシアに2塁打を許しその後自身のエラーで3点を失い4-5と再逆転を許す。
ところが今日のベネズエラはすぐに反撃。
2回裏にニウマン・ロメロのソロHRですぐ同点に追いつくとバルビーノ・フエンマジョールの2塁打で逆転に成功。
2回にして3度の逆転が繰り広げられ、序盤からベネズエラが6-5とリードする。
乱打戦に思われたこの試合は3回以降は一転して投手戦。
ドミニカ、ベネズエラ共に得点圏にランナーを進めるも投手が踏ん張り追加点を互いに与えない。
結局このままベネズエラが逃げ切り6-5で勝利しこの大会2勝0敗とした。
ドミニカは残塁12を数え最後の1本が出ず涙をのんだ。
BOX SCORE (DOM 5-6 VEN)
 

カリビアンシリーズ第2日 第2試合 プエルトリコ対メキシコ

 
第2日 第2試合 プエルトリコ 2-3 メキシコ
前日に負けている地元プエルトリコは何としても勝って次につなげたいところ。
プエルトリコ先発は元メジャーで通算104勝のジョエル・ピニェイロ。
一方のメキシコはカリビアンシリーズではおなじみのフランシスコ・カンポス。
プエルトリコは2回、ホルヘ・パディージャの犠牲フライで1点を先制。
しかしメキシコも3回、3連打で1点を奪うと相手のエラーも重なりなおも2、3塁のチャンスが続く。
ここでジョエイ・メンデスが犠牲フライを放ち2-1と逆転に成功する。
プエルトリコは早く同点に追いつきたいがメキシコの3番手フアン・デルガディージョから点が奪えない。
ようやく同点に追いついたのは6回、キケ・エルナンデスがソロHRを放ち2-2と振り出しに戻す。
しかしメキシコは7回、ヒット、エラー、犠牲フライ、敬遠四球で1死満塁のチャンスを作る。
ここで3回にタイムリーを放ったマックスウェル・レオンが犠牲フライを放ち勝ち越しに成功する。
この後プエルトリコはチャンスを作れずこのままゲームセット。
メキシコは2連勝で準決勝進出を確実にした。
一方の地元プエルトリコは2連敗と後がない状態。
翌日の対キューバ戦は連敗中のチーム同士の対戦。
この試合で負けると予選リーグ敗退が濃厚となるだけに非常に重要な戦いになる。
BOX SCORE (PUR 2-3 MEX)
 

カリビアンシリーズ第2日 第1試合 キューバ対ドミニカ

 
第2日 第1試合 キューバ 1-6 ドミニカ
新旧野球王国の対戦、優勝の行方も左右するだけに注目の一戦。
キューバ先発はノルヘ・ルイス、ドミニカは現役メジャー選手のラファエル・ペレス。
ペレスはMLBのインディアンスではリリーフピッチャーだが、ここでは先発として登場。
先制したのはドミニカ。
2回にパイレーツのAAA、カルロス・パウリーノがタイムリーを放ち1点をリード。
しかし序盤は両チームなかなか点が入らずやや硬直した展開。
5回までキューバは6安打を放つも2つのダブルプレーでチャンスを潰し点が奪えず。
一方のドミニカも7安打と毎回のように得点圏にランナーを進めるが大量点には至らず。
試合が大きく動いたのが6回。
先頭打者のエリアン・エレーラが2塁打で出塁すると、アウディ・シリアコのタイムリーでまず1点。
ここでキューバは投手をヨンデル・マルチネスに交代するがこれが裏目。
続くウィリー・ガルシアに2ランHRを打たれキューバは3点を追加される。
なおもこの回ドミニカは1点を奪い5-0とリードして終盤を迎える。
7回表キューバはダイナー・モレイルにようやくタイムリーを放つも1点を反撃するのみ。
その裏ドミニカは相手投手のワイルドピッチで1点を追加する。
その後ドミニカは細かい投手リレーでキューバ打線を抑え込み逃げ切りに成功。
注目の一戦は6-1でドミニカがキューバに完勝した。
キューバはこの試合12安打を放つも、4つのダブルプレーが響き奪った点は1点のみ。
ドミニカはキューバの2人の投手に14安打を浴びせ今シリーズ初戦で初勝利を飾った。
BOX SCORE (CUB 1-6 DOM)
 

カリビアンシリーズ初日 第2試合 ベネズエラ対プエルトリコ

 
第1日 第2試合 ベネズエラ 5-2 プエルトリコ
地元プエルトリコが登場ということで試合前には盛大なセレモニーが行われ緒戦をものにしたいプエルトリコ。
試合はイバン・ロドリゲスの始球式で始まった。
ベネズエラの先発はダリル・トンプソン、プエルトリコはジョバンニ・ソト。
先制したのはベネズエラ。
3回表、先頭打者が四球で歩くと、続くホセ・ジルがヒットでチャンスを創出。
犠打で2、3塁とチャンスを広げ、続くエイリー・アドリアンサがタイムリーヒットを放ちまず1点を先制。
続く、パドレスのアレクシ・アマリスタが3塁打を放ち2点を追加、この回3点を奪う。
その裏プエルトリコは、ホルヘ・パディージャのタイムリーで1点をすぐさま返す。
しかしベネズエラも続く4回、またも先頭のオスカー・サラザールが死球で出塁。
ダブルプレーでチャンスを逸したかに思えたが、2死から四球とヒットで1、2塁とする。
ここでニウマン・ロメロに2塁打が飛出し2点を追加、5-1と中盤で4点のリードを築く。
プエルトリコは何とか追いつきたいがベネズエラ投手陣からチャンスを作れない。
迎えた9回裏、レネ・リベラがタイムリーヒットを放ち1点を返し追い上げるがここまで。
最後はルベン・ゴタイが三振に倒れゲームセット。
ベネズエラが地元プエルトリコに5-2で勝利し初戦を勝ち取った。
ベネズエラのロペス監督は「自分たちの野球ができたことが勝因。選手たちは落ち着いていた。」と分析。
一方のプエルトリコのペレス監督は「先頭打者を四球で出したのが痛かった。相手の作戦にも乗ってしまった。」と緒戦の敗戦に苦しい表情だった。
BOX SCORE (VEN 5-2 PUR)
 

カリビアンシリーズ初日 第1試合 キューバ対メキシコ

 
第1日 第1試合 キューバ 1-2 メキシコ
今回で第57回を迎えるカリビアンシリーズは、キューバとメキシコの対戦で幕を開けた。
実は昨年のカリビアンシリーズも初日に同じカードで対戦し、キューバが大敗を喫している。
今年こそキューバはとにかく早く1勝し、予選敗退した昨年の悪夢を払拭したいところ。
キューバの先発は昨年の開幕ゲームでも先発したフレディ・アルバレス、一方のメキシコはアンソニー・バスケス。
今日のアルバレスは立ち上がりから好調。
1、2回を三者凡退にきって取り、3回は2死2、3塁のピンチを招くが、マックスウェル・レオンを三振に取りピンチを脱す。
先制点を奪いたいキューバは4回、ユリエスキ・グリエルが死球と盗塁でチャンスを作る。
ここで、巨人のフレデリック・セペーダがライトにタイムリーを放ち1点を先制する。
5回までヒット2本に抑えられていたメキシコは6回。
死球と相手のフィルダースチョイスで1、3塁のチャンスを作ると4番のメネセスの2塁ゴロの間に3塁ランナーが生還。
ノーヒットで同点に追いつく。
メキシコは続く7回にはウォルター・イバラがタイムリーヒットを放ち勝ち越しに成功する。
何とか追いつきたいキューバだが終盤のメキシコの細かい投手リレーに屈しゲームセット。
メキシコがキューバに勝利し昨年と同じ結果となった。
メキシコは3安打で2得点と少ないチャンスを生かし、終盤の逆転勝ちに結びつけた。
一方のキューバは投手陣は頑張ったものの打線が沈黙し中々追加点が奪えなかったのが敗因か。
BOX SCORE (CUB 1-2 MEX)
プエルトリコ現地時間
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