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2017WBC プエルトリコ代表の分析・予想 その2

 
過去の戦績編
次に、プエルトリコの過去3回の戦いを分析し、今回の戦いを予想する。まず、過去の第一ラウンドの成績をまとめた。以下のようにプエルトリコとキューバが8勝1敗で1位、他に8勝を挙げているのは韓国で、日本は実は過去3回すべてにおいて第一ラウンドで敗戦がある。
勝敗
プエルトリコ 8勝1敗
キューバ   8勝1敗
韓国      8勝2敗
ドミニカ    7勝2敗
日本      6勝3敗
アメリカ    6勝3敗
ベネズエラ  6勝3敗

次に、第一ラウンドの総得失点差を調べた。第一ラウンドはチームのレベル差によるコールドゲームやチーム状態が仕上がっていない状況もあり得失点差は成績を反映しないと考える見方もあるだろうが、結果は興味深い結果となった。調べてみると、2回の優勝経験のある日本が41点で最多となっている。その他の優勝、準優勝の経験のあるチームも上位に位置しており、最後まで戦い抜くにはやはり第一ラウンドの戦いも重要であることが分かる。
得失点差
日本      +41点(第1回優勝、第2回優勝)
キューバ     +39点(第1回準優勝)
プエルトリコ   +34点(第3回準優勝)
ドミニカ    +31点(第3回優勝)
アメリカ    +31点
韓国      +26点(第2回準優勝)

更に失点数を調べるとプエルトリコの14点が最少であり、次が日本の22点となっている。他国に比べて投手のレベル的には決して高くない2国の失点が少ないのが印象的だ。もう一つの特徴として、この2国は過去の3回ですべて第一ラウンドの開催国であり、地元の利が意外に大きいのかもしれない。
失点数
プエルトリコ   14点
日本      22点
韓国      24点
ドミニカ    25点

まとめると、他国との比較において過去3回の第一ラウンドの戦いでプエルトリコは良いパフォーマンスを示しており実力的には“伏兵”と呼ぶには役不足、過小評価と言っても良いのではないだろうか。

次にプエルトリコの過去3回のすべての戦いを調べてみる。
2006年 第二ラウンド敗退 4勝2敗 得点32 失点17 得失点差+15
2009年 第二ラウンド敗退 4勝2敗 得点31 失点10 得失点差+21
2013年 準優勝      5勝3敗 得点23 失点26 得失点差-3
1試合当たり:平均得点は4.3、平均失点は2.7

興味深いのは準優勝した前回大会が、得点数が最も少なく、失点が最も多いことである。過去に2度の二桁得点を記録しており、その対戦相手はキューバとアメリカで共にコールドゲームで勝利した。この2チームに対しコールドゲームで勝利したことがあるのは、プエルトリコのみである。(WBC以外の国際大会通じてもおそらく唯一であろう。)
次に第一ラウンド開催国の成績を見てみると、第2回のカナダ以外はすべて第2ラウンドに進出。今回、開催国となっているメキシコも第2回に第一ラウンドの会場となり、その時も無事通過を成し遂げている。プエルトリコはこの大会、ジカ熱の影響で開催が見送られ初めてアウェイで第一ラウンドを戦うことになる。これは大きなハンデになるとみられ、厳しい戦いが予想される。
今回の第一ラウンドで戦う相手国の過去の対戦成績は、対ベネズエラ1勝2敗、対メキシコ未対戦、対イタリア1勝0敗であり、何と言っても最大のポイントは初戦のベネズエラ戦になる。今回ベネズエラの先発が予想されるF.ヘルナンデスは2009年に対戦し,0-2で完封負けを喫している相手であり、間違いなくタフな戦いになりそうである。
更に問題は次のメキシコ戦だが、地元開催で気合が入っているのと、日程についてもメキシコは緒戦のイタリア戦から1日空けての対戦に対しプエルトリコは2日連続の試合となることから、アウェイの洗礼を受けることが確実である。この試合で負けると終わってしまうだけに気合を入れなければいけないが、下手すると第3回のベネズエラのように調子が掴めないまま終了ということも十分ありうる。

結論
 プエルトリコは過去のWBCで十分な実績を残してきており、前回の準優勝時のメンバーより打線が強化された今回は以前にも増して期待が持てると言えるだろう。しかし、若い選手が多いことや、地元開催ではないディスアドバンテージ、日程のきつさなどを考えると、今回は今まで以上に厳しい戦いが予想される。具体的には緒戦のベネズエラに勝てるかどうかが大きなポイントとなり、この試合を落とすこととなると初の第一ラウンド敗退の可能性も大きいと考える。

 

2017WBC プエルトリコ代表の分析・予想

 
 前回のWBC後、スポーツ雑誌の「Number」に掲載された日本敗退の記事の見出しを見た人が「“日本、伏兵プエルトリコに敗戦”と書かれているが、プエルトリコが伏兵なら日本は何兵だよ!」と呟いたのがTwitterのタイムラインから目に入った。そうである。世間一般には“プエルトリコは伏兵だった”のであろう。それをスポーツ雑誌が書いたのはどうかと思うが、ただでさえ少ない海外の野球事情に対し、WBCという国際大会は真実を気づかせてくれる非常に良い機会である。
 さて、もう2週間もすれば第4回のWBCが始まる。そこで、前回準優勝したプエルトリコに対して、今回はどの程度のパフォーマンスが期待できるのかをロースター編と過去の実績編に分け、両面から分析してみたので紹介する。
 その前に、この分析の際に心がけたこととして、点の分析・予想をするのでは無く、線で分析・予想し真理を導き出すということだ。兎角、今回発表されたロースターだけを見て他国と比較し優劣を予想する方々がネット上にもプロ・アマ問わず数多くいるが、過去に3回も行われているからには、そろそろ上位進出の為の傾向が見えてくるに違いない。そこを見つけ出したくて分析を行ったのが今回のブログの主たる目的である。それでは、まずロースター編から。

ロースター編
 2月8日に発表された今回のプエルトリコ代表のロースターを見て、「完全に世代交代した。」という第一印象を持った。前回から連続出場する選手はわずか10人であり、残りの18人はWBC初参加となる。又、平均年齢は28.1歳で過去最少(第1回:29.1歳、第2回:30.2歳、第3回:30.1歳)であり、前回大会からは2歳も若返った。その中心となっているのは、内野手のコレア(22歳)、リンドール(23歳)、バエス(24歳)の3人である。実は、2013年WBCのまとめの際、「早く野手で頼りになる選手が欲しい。」と書いたが、この3人は今までのプエルトリコの穴を短期間で埋める選手となった感がある。
 また前回と比較してもう一つの大きな特徴は、MLBのロースター(いわゆる25人枠)に入っている選手の数が、前回大会の9人から今回は20人と2倍以上に増えたことである。これは選手層の厚さを意味しており、前回の課題だった貧打線をカバーできると言えよう。打線では、ホームランバッターが揃っている訳ではないが、トーナメントで勝ち抜くためには十分すぎるラインナップになったのではないかと思う。
 次に投手陣だが、こちらは相変わらず課題は残るものの、クローザーという問題は、シアトル・マリナーズの新守護神になりうるエドウィン・ディアスの登場により解決できそうな見込みが立ったのではないか。前回の優勝チームであるドミニカ共和国のクローザー、フェルナンド・ロドニーは大会中無失点の完全セーブを成し遂げてチームを優勝に導いただけに、安心できるクローザーの存在は非常に重要である。初出場のディアスがどこまでのパフォーマンスを発揮できるかは未知数だが、今後のためにも良い経験となるだろう。
 次に、この課題は永遠に解消しないのではないかと思われる先発投手だが、今回もロースターからだけだと貧弱な印象はある。しかし、思い出してみてほしい。前回準優勝した時のローテーションは、G.アルバラード(前年横浜DeNA)、N.フィゲロア(当年台湾統一)、O.ロマン(当年東京ヤクルト)、M.サンティアゴ(前年韓国SK)と、メジャーはおろかマイナーの在籍もなかった投手たちが準優勝に導いた。今回はS.ルーゴ、H.サンティアゴの少なくとも2名のMLBのローテーション級ピッチャーが存在し、少しはマシになった印象はある。しかしながら短期決戦は中途半端にMLBでの実績があるより、今までのデータが少ない選手の方が却って通用するのかもしれない。

 想定オーダーを下に示すが、スイッチが多くてやや打線としての使いにくさはあるものの、どこからでも点が取れる打線のように思う。特に上位打線のパガン、リンドールは塁に出ればかき回す役目も十分に担うことができ、非常に頼りになる存在だ。しかしながら、トーナメントではここ一番のチャンスでの得点能力が鍵になる場面が多く代打の層が薄いのがやや心配だ。
想定オーダー
1.(CF)A.パガン
2.(SS)F.リンドール
3.(3B)C.コレア
4.(DH)C.ベルトラン
5.(2B)J.バエス
6.(C)Y.モリーナ
7.(1B)K.バルガス
8.(LF)K.エルナンデス
9.(LF)E.ロサリオ

 最後に、チームを率いるE.ロドリゲス監督について少しコメントする。第1回、第2回と連続で監督を務めたJ.オケンドから第3回でE.ロドリゲスに交代したのが前回優勝できた最大の要因と考える人も多い。ロドリゲス監督はプレミア12でも好采配を見せたが、非常にスマートな采配で、私個人的には日本人好みする監督ではないかと思う。前回大会から監督が変わらないチームは前回ベスト8の中ではプエルトリコ、ドミニカ、イタリアの3チームしかなく、WBCのトーナメントの戦い方を経験しているのも非常に心強い。

以下発表ロースターメンバー(名前の横の丸印が今回新規に加わった選手)

名前 打/投 生年月日
投手
Jose Berrios R-R 05/27/1994
Hiram Burgos R-R 08/04/1987
○ Alex Claudio L-L 01/31/1992
○ Joseph Colon R-R 02/18/1990
○ Edwin Diaz R-R 03/22/1994
○ Joe Jimenez R-R 01/17/1995
○ Jorge Lopez R-R 02/10/1993
○ Seth Lugo R-R 11/17/1989
○ Miguel Mejia R-R 01/19/1988
○ Emilio Pagan L-R 05/07/1991
Orlando Roman R-R 11/28/1978
J.C. Romero S-L 06/04/1976
○ Hector Santiago R-L 12/16/1987
Giovanni Soto L-L 05/18/1991
捕手
Yadier Molina R-R 07/13/1982
○ Roberto Perez R-R 12/23/1988
○ Rene Rivera R-R 07/31/1983
内野手
Mike Aviles R-R 03/13/1981
○ Javier Baez R-R 12/01/1992
○ Carlos Correa R-R 09/22/1994
○ Francisco Lindor S-R 11/14/1993
○ T.J. Rivera R-R 10/27/1988
○ Kennys Vargas S-R 08/01/1990
外野手
Carlos Beltran S-R 04/24/1977
○ Reymond Fuentes L-L 02/12/1991
○ Enrique Hernandez R-R 08/24/1991
Angel Pagan S-R 07/02/1981
Eddie Rosario L-R 09/28/1991
予備投手
○ Andrew Barbosa R-L 11/18/1987
Jose De La Torre R-R 10/17/1985
○ Jose De Leon R-R 08/07/1992
○ Rayan Gonzalez R-R 10/18/1990
Joel Pineiro R-R 09/25/1978
○ Dereck Rodriguez R-R 06/05/1992
Andres Santiago R-R 10/26/1989
Mario Santiago R-R 12/16/1984
 

2017 カリビアンシリーズ総括

 
2017カリビアンシリーズ総括

 1949年から始まったカリビアンシリーズも今年で59回目を数えた。今年はメキシコの北西部に位置するクリアカンで行われ、2015年にできたばかりの球場を使用しての開催となった。今年のカリビアンシリーズの決勝は二連覇を狙うメキシコをプエルトリコ代表のクリオージョス・デ・カグアスが延長10回に挙げた1点で辛勝し、プエルトリコに17年ぶり15回目の優勝をもたらした。カグアス自身も30年ぶりのカリビアンシリーズ優勝で、前回の優勝もメキシコ開催での優勝だった。今年のカリビアンシリーズの私の印象を挙げると、「メキシコの安定感、キューバの復活、そしてドミニカの低迷」が挙げられ、短いシリーズだったが見どころの多い大会だった。

それでは例年のごとく各国ごとの寸評を述べたい。
プエルトリコ
 2000年に入るまでは優勝候補の常連だったプエルトリコも近年はカリビアンシリーズの優勝から遠ざかっていた。とは言え、これが絶対的な弱さを意味するかというとそうでもなく、2001年以降昨年までの16年間でのカリビアンシーズのプエルトリコの成績を見ると、最低の順位だった回数は5回、一方準優勝だった回数は6回と上回り、どちらかというと最後のここ一番の勝負強さが無かったというのが優勝から遠ざかっていた原因ではなかろうか。その為か、この間も私は毎年見てきたがプエルトリコにはそんな弱い印象を持っていなかった。また、後出しで申し訳ないが、実は私は大会の前に各国のロースターを見た時、今年はプエルトリコは優勝できるのでは?と、密かな期待を持っていた。というのも、各チームのロースターに含まれるMLBの40人枠選手の数がプエルトリコが一番多かったからだ。又、40人枠に入っていない選手でも元ボストン・レッドソックスのルスネイ・カスティージョが4番に座るなど、キューバは別にしても野手は他国と比較して一番格が高いように見えたのが大会前の印象だった。また、プエルトリコに良い日程だったのも優勝できた原因の一つだろう。3連敗後、最悪のチーム状態のドミニカ戦で大勝。一日の休みを挟みベネズエラと準決勝で序盤からリードを奪う展開に持って行けた。又、準決勝、決勝と先攻だったので最後のピンチをピッチャーが良く抑えての勝利だったのは評価できるところではなかろうか。具体的には、フェルナンド・カブレラを使わなかったのが勝因かと。選手にまつわるトピックスとしては、元MLBのジョエル・ピニェイロは、2000年の前回のプエルトリコの優勝にも参加しており、今回引退を決意して臨んだ大会でも優勝したのは感無量だったようだ。また、監督のルイス・マトスは今シーズンが監督1年目でありながら偉業を達成した。プエルトリコのレギュラーシーズンも3位からプレーオフで上位チームを破り優勝。カリビアンシリーズでも予選4位から優勝といった逆転の流れに、マトスは「開幕から3連敗したが下を向かずプレーした。苦しい時期を過ごして最後に恵まれた結果が出た。」ことに、童話の“みにくいアヒルの子”を例に出して選手を称えた。また、チームのGMであるアレックス・コーラはこの大会に選手に同行しなかった。というのも、大会後すぐに発表されるWBCの登録選手の発表をプエルトリコ代表のGMとして準備するためだ。コーラも選手として、昨年までは監督としてクリオージョスに携わってきただけに喜びもひとしおだっただろう。やればできることが証明されたこの優勝が今後のプエルトリコの低迷脱出の良いきっかけになればと思う。

メキシコ
 前回4年前ののメキシコ開催、及び昨年に続いて地元優勝を狙ったメキシコだったが、最後の最後でその夢は破れた。しかしながら2013年以降の決勝戦を行うフォーマットに変わってから5年連続で決勝戦までコマを進めてきている実力は、参加5か国でも抜けていると再度確信することができた。決勝戦も10回に点を取られるまでは21イニング無失点を達成しており、優勝を逃したのは運命のいたずらだったのだろう。私も試合の経過を見ていて、この展開なら勝負強いメキシコが勝つだろうと思っていた。
 又、メキシコはチームの実力だけでなくホスピタリティも素晴らしいのが特徴だ。運営側は昨年のカリビアンシリーズ終了後すぐにクリアカンでの開催をYouTubeでアピールし、9月のチケット販売開始から多くのファンが購入して、もちろん大会前にチケットはソールドアウト。大会の総有料入場者数は131,312人で過去最高を記録した。ファンも大会を盛り上げようというだけではなく自分が楽しもうという意識が高いのが見てとれ、メキシコ大会はカリビアンシリーズの面白さを感じさせる大会だと改めて感じた。2014年の総括でも書いたが、このメキシコのトーナメントでの勝負強さは本物であり、地元開催の今回こそはWBCの隠れた優勝候補として再び挙げたい。

ベネズエラ
 ベネズエラは過去4年間、3回予選リーグで1位になりながら決勝トーナメントで敗れ優勝を逃している。今大会も代表のアギラス・デル・スリアが国内リーグで早々に優勝を決めカリビアンシリーズに乗り込み、予選リーグもメキシコにサヨナラのグランドスラムで負けたものの1位で予選通過。しかしながら決勝トーナメントでは、予選最下位のプエルトリコと対戦したものの先発の元日本ハムのミッチ・ライブリーが炎上した。なぜ大事な準決勝で今大会初登板の選手を先発させたのかがベネズエラのマスコミでも議論の的になっていたが、これは結果論であろう。ただし、打線がやや小粒なように感じる。MLB所属選手もフィリーズのフレディ・ガルビス一人だけであり、元西武のアレックス・カブレラが4番に入っていた2006年頃に比べ明らかにパンチ力に欠ける。来年はベネズエラのバルキシメトで開催されることが決定しており、地元での優勝が期待される。

キューバ
 今回も過去3回と同じように特別招待国として参加したキューバだが、その戦いぶりは今までとは全く異なったものだった。前回のカリビアンシリーズ総括で、カリビアンシリーズ参加5か国のうちキューバは1弱、平均得点2.4点の貧打のチームと書いたが、今大会では過去3年の総勝利数3勝を今大会だけで挙げ、平均得点も3.4と1点の向上の実績を挙げた。何が原因だったのであろうか?私は3つの要因を挙げたい。まず一つ目として国内リーグのスケジュールの変更である。実はキューバの国内リーグは今年度から大きく仕組みを変えた。例年だと11月に開幕し、遅い時は5月に終了していた国内リーグを、今年度から8月に開幕しカリビアンシリーズ及びWBC前の1月にリーグを終了するスケジュールに変更した。これにより、カリビアンシリーズにも例年だと前年の優勝チームが参加していたが、今年はその年のチャンピオンチームが来ることになった。今年の代表はチーム創立後、40年間優勝の無かったアラサネス・デ・グランマが初のタイトルをひっさげて参加した。やはりチームの勢いを考えると優勝の勢いをそのまま持ってくることができたことは大きかったと思われる。次に二つ目の要因として、この後WBCが控えていることが挙げられる。先ほどキューバは前年の優勝チームが参加と書いたが、実際はナショナルチームもどきがカリビアンシリーズに参加していた。ほぼ国際大会のロースターがメンバーを連ねていたが、その傾向は今回も同じだった。カリビアンシリーズ終了直後に公表されたWBCの代表ロースターを見ると、カリビアンシリーズのロースター28人のうち、実に20人がWBCの代表にも入っている。参考までに他の国を挙げるとメキシコ6人、プエルトリコ5人、ベネズエラ3人、ドミニカ1人である。これはカリビアンシリーズに対してプレWBCの位置づけとして参加してきているのは明らかであった。また監督のカルロス・マルティはアラサネスの40年の歴史のうち31年で監督を務め今年初優勝した、ある意味苦労人である。しかしながらマルティ監督はWBCのキューバ代表監督も務めることが決まっており、結果的に、この大会はWBCに向けたチーム力の良い醸成の場になった。もう一つの要因、最後に私が挙げたいのは、ユリエスキ・グリエルが不在のキューバ代表だったことである。今までキューバ代表と言えば必ずグリエルの名前があった。それが亡命に伴い今大会からグリエル不在のチーム構成となった。これをどうとらえるかは賛否両論あるだろうが、血の入れ替えは必ず必要であり、私はグリエル不在の代表チームは良い方に働いたのではないかと思う。
 ちなみにキューバは来年も招待国としての参加が確約され、将来的にはカリブ野球連盟に正式参加し2020年のキューバ開催まで見込んだ計画があるようだ。

ドミニカ共和国
 前回大会で開催国でありながら全敗し予選敗退となり、屈辱を晴らすために乗り込んだドミニカ。今大会は創立110年を誇る名門のティグレス・デル・リセイが乗り込んできたが、その屈辱を晴らすどころか更に恥ずかしい記録を積み重ねる結果となってしまった。2016年大会の総括の中で私はドミニカを分析した際、1点差での負けが多く、又クローザーのパフォーマンスが悪かったことを述べた。しかし今回の敗戦の際の点差は4点、5点、8点、1点と、4試合のうち3試合が大きく差を付けられての敗戦であり、今までとは明らかに異なる様相だった。何がドミニカに起こっているのであろうか?ここで少し掘り下げて検証してみたい。ドミニカは1997年から2010年の14年間で9度の優勝を成し遂げている強豪なのはここでわざわざ言うまでもない。全盛期にはMLBのスター選手がラインナップに入るなど他チームとの選手層の違いを見せつけていたが今回はMLBの40人枠に入っている選手は一人のみだった。ちなみに全盛期はどれくらい凄かったかというと、2006年~2008年頃のドミニカ代表には、M.テハーダ、J.バウティスタ、N.クルーズ、E.エンカルナシオン、E.アイバー、E.ボニファシオ等が打線に顔を揃え、他国からは一目置かれた存在だった。ところが今大会の4試合のチーム打率は.227、OPSは.518、総得点7(打点は6)、得点圏打率は.069と打線は目も当てられないほどひどいパフォーマンスだった。打線だけではなく投手の防御率も5.03で、昨年と比較しても全く試合にならなかったのが印象だ。これはチーム構成の問題、長期間の拘束を選手、所属球団が嫌うなどにより、かつてのテハーダのようにドミニカ代表としてカリビアンシリーズを戦うことに意義を見出す選手が今は減ってきているのだろうと想像する。とは言え、ドミニカがカリビアンシリーズで5年間優勝が無いのは過去最長であり、ある意味ドミニカの野球の緊急事態とも言え、来年の大会でも連敗記録を伸ばそうものなら野球王国ドミニカの凋落の兆しともなりうるだけに、何とか次回こそは頑張ってほしい。

最後に
 今大会は、久しぶりの優勝、地元での強さ、WBCを見据えた戦い、空回りの戦い等、色々な側面が見れて非常に良い大会だったように思う。この決勝戦を行うフォーマットは一発勝負の要素が大きいが、私は大賛成。この方が格段に盛り上がるのでこのままで良いと思う。来年も今年同様の盛り上がりを期待したい。尚、一部報道でパナマの参加の話があったようだが、この噂は毎年のことで来年も恐らく参加は無理だろうと思われる。
 さて、2014年の総括で侍ジャパンの小久保監督について触れさせていただいたが、今回も少しコメントしたい。今回、キューバは、ほぼWBC代表チームが乗り込み真剣勝負の戦いを見せた。元々情報が少ないキューバにおいて選手の生のプレーが見られる非常に良い機会だった。恐らく日本戦の先発も今大会の予選で先発した4人のうちの誰かだろう。このような偵察の絶好の機会がありながら、侍ジャパンのスタッフはちゃんとチェックしてるのかな?と本気で心配せざるを得ない。日本のピッチャーは下手したら癖から何からキューバには丸裸で、情報戦で既に負けているのではないか?とさえ思う。元々、カリブ海の野球に興味のある野球関係者は少ないだろうが、まぁ、これが私の取り越し苦労なら良いが、、、というのが今の正直な感想である。

ベストナイン・表彰選手
C: Sebastian Valle MEX
1B: William Saavedra CUB
2B: Carlos Benitez CUB
3B: David Vidal PR
SS: Freddy Galviz VEN
RF: Ronnier Mustelier MEX
CF: Chris Roberson MEX
LF: Jason Bourgeois MEX
DH: Ivan de Jesus PR
ABRIDOR: Lazaro Blanco CUB
RELEVISTA: Jake Sanchez MEX
MANAGER: Roberto Vizcarra MEX
MVP: David Vidal PR

 

祝カリビアンシリーズ優勝 プエルトリコ

 
私がカリビアンシリーズを見始めたのが2003年から。
このブログで記録を残すようになったのが2005年から。
ようやく、プエルトリコの優勝を見ることができた。
大会全体の総括は別途まとめるとしてプエルトリコの優勝について少し述べてみたい。
今回のプエルトリコ代表のカグアスはレギュラーシーズン3位からの逆転優勝だった。
そしてカリビアンシリーズも3連敗からの優勝というように唯一のチャンスをものにして勢いで勝ってきた。
監督のルイス・マトスは今年が1年目でありまだ38歳の青年監督だ。
(MLB時代オリオールズで活躍していたのを覚えている人も多かろう)
また、GMのアレックス・コラも41才であり、チームの編成も非常に若い選手が多かった。
この後に控えるWBCもアレックス・コラがGMを務めることより若い選手を積極的に招集しており、
プエルトリコの野球界は完全に世代交代の時期に来ているだけでなく、
外からだと分かりづらいがその世代交代が上手くかみ合って成功しているように思える。
ウィンターリーグの運営自体は相変わらず苦しい状態かもしれないが、
このようにカリビアンシリーズで今後優勝の常連に名を連ねることが、
リーグ復活のカギになるのではないだろうか。








 

カリビアンシリーズ 決勝

 
●決勝 プエルトリコ 1-0 メキシコ
3年ぶりの決勝での対戦となったプエルトリコとメキシコ。
プエルトリコはドミニカ戦から10点、9点と打線が調子づいており、
一方のメキシコは前日に完封勝ちと安定の投手陣。
試合前はプエルトリコの打線対メキシコの投手の予想がなされた。
さて、試合は序盤から緊張した展開が続く。
プエルトリコはランナーを出すもののなかなか得点が奪えない。
一方のメキシコはプエルトリコ先発のアダルベルト・フローレスに5回までノーヒットに抑えられる。
メキシコはようやく終盤、7回、8回に先頭打者がヒットで出塁しチャンスを作るが、今日のプエルトリコは点を許さない。
点が入ったのは10回、プエルトリコは先頭のヤディエル・リベラが右中間を抜く二塁打で出塁する。
リベラを送りバントで3塁に進めるとバッターは一昨年ATLからドラフトされたジョナサン・モラレス。
ここでモラレスは犠牲フライには十分な大きさのフライをセンター後方まで運び待望の1点を奪う。
しかしメキシコは昨年もサヨナラ勝ちしているようにここ一番で非常に勝負強い。
10回裏メキシコは5番ルイス・フアレスから逆転サヨナラを狙うも、
プエルトリコのクローザー、元西武のミゲール・メヒアが3人で斬って取りゲームセット。
プエルトリコが1-0で勝利し17年ぶりのカリビアンシリーズ優勝を果たした。
代表チームであるカグアスは1987年以来30年ぶりの優勝で前回もメキシコ開催の時だった
またプエルトリコは今回予選最下位からの優勝でこれは2015年のキューバと同じパターンであった。
準優勝のメキシコは5年連続で決勝に進出するも地元開催で優勝できなかった。
BOX SCORE (PUR 1-0 MEX)

 

カリビアンシリーズ 準決勝

 
●第1試合 プエルトリコ 9-6 ベネズエラ
これからは本当の負けられない戦い。
予選1位のベネズエラとドミニカにようやく勝って決勝トーナメントに残ったプエルトリコの戦い。
しかも先発はベネズエラが元日本ハムのミッチ・ライブリーと東京ヤクルトのオーランド・ロマンという元NPBの投手のマッチアップ。
試合は序盤からプエルトリコ打線がベネズエラ投手陣に襲いかかる。
元BOSのルスネイ・カスティージョとMILのヤディエル・リベラのタイムリーで一挙4点を初回に挙げる。
その後もプエルトリコは継続的に追加点を奪い完全に試合の主導権を握る。
プエルトリコの先発ロマンも5回を1失点で抑え後続に託す。
デビッド・ビダルの今大会3本目のHRなども飛出し6回で9-2と大量リードで終盤を迎える。
しかし、ベネズエラはここから底力を見せ始める。
まず8回、二死から3連打で2点を返すと、満塁からホセ・カスティージョのタイムリーで更に2点を追加。
ベネズエラは6-9と3点差まで点差を縮める。
そして9回にもベネズエラは見せ場を作る。
先頭のアレックス・ロメロから3連打で無死満塁のチャンスを作る。
しかしここでプエルトリコのクローザー、リカルド・ゴメスが踏ん張りを見せる。
アリ・カスティージョを見逃しの三振に打ち取ると次のフレディ・ガルビスを内野フライに打ち取る。
最後はロニー・セデーニョから空振り三振を奪い試合終了。
プエルトリコは何とか逃げ切って3年ぶりの決勝進出を果たした。
一方のベネズエラは予選リーグ首位ながら決勝トーナメントで敗退。
終盤粘りは見せたものの、序盤でピッチャーが打たれたのが痛かった。
BOX SCORE (PUR 9-6 VEN)

●第2試合 キューバ 0-1 メキシコ
前日と同じ対戦のキューバとメキシコがもう一つの決勝の座を狙う。
キューバ先発のラサロ・ブランコはドミニカ戦で好投。
メキシコのミゲール・ペーニャは今大会初登板でキューバに向かう。
試合は両先発が好投し0-0の緊迫した戦いが続く。
試合が動いたのは5回裏のメキシコの攻撃。
無死1、3塁のチャンスに元楽天のアグスティン・ムリーヨのタイムリーで1点を先制する。
メキシコは6回から交代したピッチャー、ダニエル・ロドリゲス、ジェイクサンチェスがキューバをノーヒットに抑えゲームセット。
前日完封負けした雪辱を準決勝で果たした。
キューバはここまでよく戦ったものの準決勝で力尽きた。
BOX SCORE (CUB 0-1 MEX)

第59回カリビアンシリーズの決勝は地元メキシコ対プエルトリコの対戦となった。
実はメキシコは優勝決定戦を行うようになってから毎回の5年連続の決勝進出。
プエルトリコは3年ぶりの決勝進出であり、その時はメキシコが7-1で勝利しているが今回はどうなるだろうか。

 

カリビアンシリーズ 第5日目

 
●第1試合 ドミニカ 3-4 ベネズエラ
まだ勝ち星のないドミニカは最後に何とか1勝をものにしたいところ。
ドミニカは4回にアルフレッド・マルテが2点タイムリーを放ち先制すると先発のアリエル・ペーニャも初勝利に向け好投。
5回にホセ・カスティージョにHRを打たれたものの、5回を3安打1失点とベネズエラ打線を抑える。
ドミニカは6回にも1点を追加し3-1とリードして終盤を迎える。
ベネズエラは8回裏、ドミニカのリリーフ、フアン・グルジョンからロニー・セデーニョがタイムリー二塁打で1点差に追いつく。
続くレネ・レジェスが逆転のHRを放ち4-3と試合をひっくり返す。
ベネズエラは9回ドミニカを抑えゲームセット、土壇場で逆転し3勝1敗とした。
一方のドミニカは4連敗となり、これで2大会連続の全敗での予選敗退となった。
BOX SCORE (DOM 3-4 VEN)

●第2試合 メキシコ 0-4 キューバ
メキシコ、キューバ共に決勝トーナメント進出を決めており、今後に向けた探り合いの様相を呈した一戦。
序盤、両チーム共にチャンスは作るものの点が奪えない展開。
試合が動いたのは5回。
キューバは連続ヒットで無死1、2塁のチャンスを掴むも、送りバント失敗などで二死になってしまう。
しかしここで主砲アルフレッド・デスパイネが値千金の3ランHR。
続くウィリアム・サーベドラにも連続HRが飛び出しキューバが4-0とリードを奪う。
キューバは先発、ブラディミール・バニョスが好投しメキシコに点を許さない。
結局、バニョスが8.2回を0点に抑え好投し、キューバが4-0と完封勝利を飾った。
メキシコは地元で完封負けとなったが決勝トーナメントで巻き返しを図る。
BOX SCORE (MEX 0-4 CUB)

決勝トーナメントの準決勝は、以下の対戦となった。
第1試合 プエルトリコ対ベネズエラ
第2試合 キューバ対メキシコ

 

カリビアンシリーズ 第4日目

 
●第1試合 ドミニカ 2-10 プエルトリコ
まだ勝利が無い2チーム、宿敵の対戦。
負けると予選敗退の可能性がぐっと高まるだけになんとしても勝ちたい両チーム。
しかし、試合は一方的な展開に。
試合は序盤からプエルトリコがリード。
初回、プエルトリコ4番のルスネイ・カスティージョが先制の2ランHR。
その後もドミニカ投手陣から7四球、11安打を放ち10-2で大勝を収めた。
プエルトリコは今大会初勝利を挙げた。
一方のドミニカは今大会3敗目となり決勝トーナメントの行方は次の試合のベネズエラ対キューバの試合に委ねられる。
実はドミニカはこの敗戦でカリビアンシリーズ9連敗となり、一時期の圧倒的に力を見せ付けていたドミニカの姿は今はもう無いのが非常に寂しい。
BOX SCORE (DOM 2-10 PUR)

●第2試合 キューバ 3-8 ベネズエラ
連勝のキューバと、前日メキシコにサヨナラ負けしたベネズエラの対戦。
試合は序盤から動く展開。
初回、ベネズエラはキューバ先発のフレディ・アルバレスに襲いかかる。
先頭のフレディ・ガルビスから4連続ヒットを皮切りにこの回3点を先制する。
キューバも2回カルロス・ベニテスの3ランHRですぐさま同点に追いつく。
しかしベネズエラは細かく繋ぐキューバの投手陣から放ち小刻みに点を追加。
結局15安打を放ったベネズエラが8-3でキューバに勝利した。
ベネズエラ、キューバ共に2勝1敗となり決勝トーナメントに進出。
一方ドミニカは明日のベネズエラに勝利してもプエルトリコの直接対決に敗戦のため予選敗退が決定。
ドミニカは屈辱の2大会連続の予選敗退となった。
BOX SCORE (CUB 3-8 VEN)

 

カリビアンシリーズ 第3日目

 
●第1試合 プエルトリコ 1-6 キューバ
連敗中のプエルトリコはキューバと対戦。
しかし緒戦完封勝ちしたキューバは今日も好調。
2回裏、盗塁とタイムリーヒットで1点を先制する。
プエルトリコは3回表、一死2、3塁のチャンスにエディ・ロサリオの犠牲フライで同点に追いつく。
勢いのあるキューバはすぐさまその裏、アルフレッド・デスパイネとウィリアム・サーベドラの連続タイムリーで2点を追加し再びリードを広げる。
キューバは7回にもサーベドラのHRで2点を追加し5点差に差を広げる。
ピッチャーもブラディミール・ガルシアからモイネロ、ラヘナと繋いでプエルトリコを寄せ付けず快勝。
キューバは6-1で勝利し2勝0敗とした。
一方のプエルトリコはこれで0勝3敗となり完全に後が無くなった。
BOX SCORE (PUR 1-6 CUB)

●第2試合 ベネズエラ 1-5 メキシコ
第2試合は優勝候補同士の注目の一戦。
試合は両チーム譲らず序盤から好勝負を予感させる展開。
3回表にベネズエラは元横浜のホセ・カスティージョのタイムリーで1点を先制する。
メキシコは6回、前日3打点と活躍したレザフォードがタイムリーを放ち同点に追いつく。
1-1で迎えた試合の決着はドラマが待っていた。
9回裏、メキシコはヒット、相手エラー、四球で無死満塁のチャンスを作る。
ここでセバスチャン・バジェが劇的なグランドスラムを放ちゲームセット。
メキシコがサヨナラHRで宿敵ベネズエラに勝利した。
メキシコはカリビアンシリーズの前回大会決勝でもサヨナラHRでベネズエラに勝利しており2試合連続の劇的勝利となった。
一方のベネズエラはこれが決勝トーナメントではなく予選で良かったといったところか。
決勝トーナメントではリベンジに向けて挑んでくるだろう。
BOX SCORE (VEN 1-5 MEX)



 

カリビアンシリーズ 第2日目

 
●第1試合 ベネズエラ 4-3 プエルトリコ
昨日休養日だったベネズエラと緒戦メキシコに敗戦したプエルトリコの戦い。
ベネズエラは参加5カ国で最も早くリーグ優勝しただけに休養十分で挑む。
試合が動いたのは2回。
2回表ベネズエラはHRのビデオチャレンジ(結果二塁打)やヘスス・フローレスの2ランHRなどで3点を先制する。
一方のプエルトリコもその裏イバン・デ・ヘススJrのタイムリーで1点を返す。
ベネズエラは4回にもランナー二塁でロニー・セデーニョのタイムリーで1点を追加しリードを広げる。
プエルトリコは8回、デビッド・ビダルの2試合連続のHRで1点差まで追い上げるも追撃はここまで。
9回ベネズエラはハッサン・ペーニャが締めゲームセット、4-3で初勝利を飾った。
これでプエルトリコは昨日に続く敗戦で2敗目となった。
BOX SCORE (VEN 4-3 PUR)

●第2試合 メキシコ 7-2 ドミニカ
2試合目のメキシコはドミニカと対戦。
1回表、メキシコはC. J. レザフォードのタイムリーで1点を先制するも、
その裏ドミニカもソイロ・アルモンテのタイムリーで同点に追いつく。
ドミニカは前日完封負けをしているのでこれが今大会初の得点。
ドミニカは3回レウニー・ガルシアのタイムリー(ロニー・ロドリゲスの好走)で1点を勝ち越す。
しかし前日逆転勝ちを収めた地元メキシコは勢いがある。
5回、ジェイソン・ブルゴアの2点三塁打で逆転に成功する。
7回にはブルゴアのこの日2本目の三塁打とレザフォードのHRで3点を追加。
8回にも1点を追加したメキシコが7-2でドミニカを倒し連勝を飾った。
メキシコはクリス・ロバーソンが4安打とチャンスメイカーとなり打線が繋がっている。
一方ドミニカは6安打と昨日に続き打線が湿り気味で連敗となった。
BOX SCORE (MEX 7-2 DOM)

 

カリビアンシリーズ 第1日目

 
●第1試合 キューバ 4-0 ドミニカ
2017年のカリビアンシリーズ開幕戦はキューバ対ドミニカ。
初出場対18回目の出場のチームと、正に新鋭対古豪の戦い。
先制したのはキューバ。
1回表先頭打者のロエル・サントスが三塁打を放ちチャンスを作ると相手パスボールでまず1点をリード。
キューバは5回にも一死満塁のチャンスを作ると、またも相手のパスボールで1点を追加。
さらにロエル・サントスが二点二塁打を放ち、4-0とリードを奪う。
ドミニカはキューバの投手陣、ラサロ・ブランコ、リバン・モイネロから点が奪えない。
結局、キューバと同じ7安打を放ったものの完封負け。
カリビアンシリーズ開幕戦はキューバの4-0で完封勝ちとなった。
キューバは再びカリビアンシリーズに参加した2014年以降で初の完封勝ちとなった。
BOX SCORE (CUB 4-0 DOM)

●第2試合 プエルトリコ 2-4 メキシコ
初日第2試合は地元メキシコの開幕ゲーム。
対するプエルトリコは元ヤクルトのオーランド・ロマンが先発。
試合は両チーム得点を挙げられず6回を無得点で終了する。
試合が動いたのは7回。
プエルトリコはこの回から登板したメキシコの2番手ピッチャー、デリック・ループからデビッド・ビダルがソロHR。
プエルトリコが終盤で1点を先制する。
しかしその裏メキシコも、ロマンから代わったフェルナンド・カブレラに襲い掛かる。
2安打でカブレラを引きずり下ろすと、リリーフJCロメロからヘスス・カスティージョの内野ゴロの間に1点で同点。
次のクリス・ロバーソンが2ランHRを放ち3-1とメキシコは逆転に成功する。
8回表プエルトリコはイバン・デ・ヘススJrのソロHRで1点差まで追いつくも、
メキシコはその裏、元オリックスのユニエスキー・ベタンコートのHRで1点を追加。
9回はメキシコのジェイク・サンチェスが3人で締めゲームセット。
地元メキシコが鮮やかな逆転勝ちで緒戦をものにした。
BOX SCORE (PUR 2-4 MEX)

プエルトリコ現地時間
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